【現状最強カナダSiM、サクッとSiM】カナダの携帯電話の「実態」と「節約術」。
長期の海外渡航を控えた際、最も困る問題のひとつが携帯電話です。
現地にいる人は
「カナダは日本よりfreeWiFiが充実しているから大丈夫」
と言いますが、本当に大丈夫なのか不安ですよね。
現実を、お伝えします。
そしてネット上に全くレビューが載っていない謎のSIMカード、
現状最強のSiMカードについても。
(追記:2020年3月31日まで、留学割という期間限定の割引キャンペーンを行なっているようです。悩んでいる方はお早めに)
目次。
携帯電話の選択肢
まずざっくりどんな選択肢があるのか。
大きく分けると二つ。
プリペイドSiM
先にGB数を決めて支払い、使い切った時点で通信が終了する。
メリット...契約が単純明快。オーバーした時の追加料金が無いから安心。
デメリット...割高。
月額SiM
月額でのギガ数を決め、月額料金を支払う。
メリット...割安。
デメリット...オーバーした時の追加料金(または通信制限)
月額
こちらはPhonebox社のSiMカードの比較です。
プリペイドが月々3GBで65$なのに対し、月額プランは4GBで40$です。
プリペイドは短期渡航者向けに作られたものなので、一ヶ月以上滞在するのであれば月額プランにするのが賢明でしょう。
尚、日本のキャリアを使ったローミングやポケットWi-Fiはコスパ的にやはり論外です。
今回は月額SiMカードの想定で話を進めていきます。
SiMカードの種類
カナダには、日本のau.docomo.softbankに相当する三大キャリアがあります。
TELUS
(月々3GB、テキスト送り放題、世界中通話し放題で90$)
Bell
(月々3GB、テキスト送り放題、国内通話し放題で95$)
Rogers
(月々3GB、テキスト送り放題、国内通話し放題で90$)
これら3社は日本と同じく、通信が安定している代わりに割高です。
そこで、これら3社の通信を借りて運用する格安SiMというのがあります。
日本で言うところのUQ-mobile,Y!-mobile。
また最近で言うと楽天モバイルやLINEモバイルがそれに相当します。
fido
(月々2GB、国内テキスト送り放題、国内通話500分で50$)
※fidoでは、月に1時間×5回の通信無制限タイムが使えます。どうやら好きなタイミングで開始を宣言できるようで、上手く使えばより多くの通信が可能です。
koodo
(月々2GB、国内テキスト送り放題、国内通話し放題で55$)
Phonebox
(月々4G、世界中テキスト送り放題、国内通話し放題で40$)
またこのPhoneboxでは頻繁にプロモーションをやっていて、かなり多くの渡航者に使われています。
やはり大手3社に比べると割安ですが、その分国内限定だったり、通話の分数が限られたり、最も大きいのは大手の電波を借りているだけなのでかなり通信速度が遅いです。これは日本の格安SiMを使ったことがある人には分かるでしょう。
「サクッとSiM」について
では、私が現段階の結論だと考えるSiMカードについてです。
主にアメリカへ長期滞在する人向けに作られたであろう
YELLOW MOBILE社の「サクッとSiM」
というSiMカードのプランを見てみます。
先に言っておきますが、私はこちらの回し者ではありません。笑
このサクッとSiMのどこがすごいかと言うと、
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このプランで4,980円(2020年3月31日まで留学割という割引キャンペーンを行なっているようです。)
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カナダ国内に留まらず、そのままアメリカ、メキシコ、ハワイでも使える
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通話やテキストが無制限なのはもちろん、アメリカではLTEも無制限
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他の格安SiMと異なり、T-mobileの回線をそのまま利用しているらしく、通信速度が早い。
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テザリングが可能
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日本の会社なので、サポートはすべて日本語。
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支払いも日本円なのでレートの影響を受けず定額。海外決済手数料も取られない。
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データ容量を超えてしまっても、追加料金ではなく通信制限なので安心
8に関してはサイトに記載はないのですが、メールで確認したところ迅速にこのような回答が返ってきました。
田邊さんありがとうございます!!
現地からでもこのように連絡が簡単に取れるため、プランの変更や解約手続きで時間を取ることはありません。
そしてお気付きのように、(GB数を無視しても)例に挙げたどのプランよりも安いのです。
あまりにコスパが良いため、少し怪しさすら感じましたが、実際に使ってみて全く不自由ありません。動画さえほとんど時間を取らず再生できてしまうので、通信速度の速さも本当なのでしょう。
恐ろしい。。
どうしてどこにもレビュー等上がっていないかと言うと、基本的に皆リスクを取りたくないため新しいものより多くの人が使っているもの(=レビューやまとめサイトの多いもの)を使いたがる点。
そしてターゲットをどちらかと言うとアメリカ渡航者にしているため、カナダで検索しても全然ヒットしない点などが挙げられるでしょう。勿体無い!!
こちらにリンクを貼っておきます。
サイトも全て日本語で分かりやすく(色合いが派手すぎてさらに怪しいですが、笑)なっているので、気になる方は見に行って見てください。
あ、あとべた褒めしすぎてアフィリの回し者感がすごいので、それを疑う方は「サクッとSiM」で検索すれば一番上にヒットします。笑
必要なGB数、どこにも載っていない節約術
それでは、SiMカードの現状最強の結論が出たところで、気になる一つの疑問にお答えします。
果たして5GBで足りるのか、と言うことです。
結論から言うと、余裕で足ります。
私は日本で月々20GBの契約をしていた携帯依存症です。
そしてiPhoneの便利な機能、「スクリーンタイム」から来た通知は
なんと驚異の一日8時間越え。
流石にこれはやばいです、、、笑
しかし1日のモバイルデータ通信量は平均0.03GB。
(設定の「モバイル通信」→「使用状況」で確認可能)
※ただし朝と夜はホームステイ先のWi-Fiを使っています。最初から一人暮らし等家にWi-Fiの無い環境で過ごす人は少ないと思うので問題ないと思いますが、もし家にWi-Fiが無い場合はこの3倍〜4倍の通信量が予想されます。
0.03GB×31日=0.93GB
なので、上手くやれば多端末のデザリングさえも余裕ですね!
どうして1日0.03で足りるかと言うと、
やはり街のフリーWi-Fiがすごい。
基本的にどのお店やスーパー、そして駅にもフリーWi-Fiがついていて、そのほとんどはパスワードすら聞く必要なく繋がります。いやあ、噂は本当でした。
(しかしフリーWi-Fiは「探して繋げる手間」「遅い通信速度」「セキュリティ面」等を考えた時、決して良い選択では無いのも確かです。また繋げる際にメールアドレス等何らかの個人情報を要求してくる場合もあります。後述しますが、フリーWi-Fiを必死に使ってどうせ通信容量を余らせてしまうなら、使わないと言うのも一つ最善の選択かもしれません。)
モバイルデータ通信の設定を少しいじる事。
2つ目。最も重要なのがこれ。
何をいじるかと言うと、「LTE環境で使うアプリ以外はモバイルデータ通信をオフにする事」です。
どう言うことかと言うと、実はモバイルデータ消費の多くは「立ち上げていないアプリのバックグラウンド通信」なのです。
例えばTwitterって、開いていなくても「〇〇がいいねしました」って通知が来ますよね。あれがバックグラウンド通信です。実はアプリの多くは使っていない間にも裏でいろんな作業をしてくれています。しかしそれを多くのアプリがやってしまうと、私達ユーザーが何もしなくても勝手に通信を食われてしまいます。
モバイルデータ通信をオフにすると言うのは、裏を返せばWi-Fi環境でのみ作動する事を意味します。
Wi-Fiの外でも使っていたい地図アプリ、検索アプリ、メッセージアプリ以外だけオンにしておけば、思っているより全然データ容量は食いません。
動画を開かない事。
3つ目はこれ。
LTEでYouTubeを開くなって事でしょ、常識常識♪って思っていると危険です。
動画は、Instagram、Twitter、LINEで自動再生されるケースがあります。特にInstagramは、ストーリーが動画の宝庫である事、自動再生を止める手段がない事から、モバイルデータ通信自体をオフにする事を強くお勧めします。LINEやTwitterは設定から動画の自動再生をオフにしておきましょう。
(落とし穴)入国日に気をつけろ
4つ目。これは意外とどのサイトやブログにも書かれていない落とし穴です。
このミスで私は初月、3GBを失いました。
SiMカードは、日本で買っておけば機内で入れ替えて到着した瞬間に使えるという最高のメリットがあったのですが、これによって到着した瞬間にフライトおよそ13時間分の通知やメッセージを全て受け取ってしまったのです。
私は出国前、SNSに「行って来ます」と書き込んでしまったものですから、ありがたい「行ってらっしゃい」の通知が13時間分。その他の通知も合わせて3GB。。
これを見た皆さんは、ぜひ到着したらまず、LTEに繋ぐ前に空港のWi-Fiに接続する事を強く強くお勧めいたします。。。
前述しましたが、ここまでやると1日0.03GBとかなり余裕を持つことができます。
そのため、無理してお店の遅いフリーWi-Fiを探して使う必要はないかもしれません。手間がかかるのもありますし、フリーWi-Fiはその性質上、発信元を経由してインターネットにつなぐため、その際に打ち込んだクレジットカード番号などの個人情報を抜き取ることができたりもしますからね。
その他の注意点
LINEを始め、その他のアプリもSiMを変えたことによってデータが消えたりすることはありません。
ただしもしもに備えてバックアップは必ず取っておきましょう。
LINEにはLINEkeepという便利なバックアップ機能があります。
それから、SiMを変えると電話番号とキャリアのメールアドレスが変わります。
それらを登録しているものは渡航前にGMAIL等に移し変えておきましょう。
尚、電話番号開通はサクッとSiMの場合、渡航日当日の午前中ですので気をつけましょう。
ちなみに同じくサクッとSiMの場合、日本への電話が出来なくなりますがLINE電話は可能です。もしどうしても日本へ電話をかけたい場合は、softbank等から販売されているプリペイドカードを持参しましょう。
あ、それからSiMカードを変えるので、端末を「SiMフリー」にする必要があります。
日本の携帯ショップで買った携帯は、例えばsoftbankで買うとsoftbankのSIMカードしか入らないように「SiMロック」というものがかかっています。
今はオンラインだけでそのロックを解除することが出来るので、お忘れなく!
最後に
いかがでしたでしょうか。
今や携帯でほとんどの事ができる時代ですから、海外での携帯利用に様々な不安を抱える方も多いでしょう。
もし他に聞きたい事、わからない事があればこの記事の一番下のコメント欄、もしくは私のTwitterまでご質問ください。答えられる事ならお答えいたします。
にしてもこっちに来てから忙しくなると思ったけど、むしろ寂しさで携帯触る時間が増えてるとは思わなかったな、、、笑
携帯依存症直さないと。
それでは。
くぅ
(これら押して帰っていただけると大変喜びます。)
学生の方。現時点で最も節約できるクレジットカードを取り上げました。
海外留学にあと一歩踏み切れない方へ。
実際に来て感じた良さをお伝えします。
お前は何者なんじゃいという方へ。