くぅ@ワーホリ🇨🇦×ダンス×大学生

2019.4月からカナダ🇨🇦トロントへワーホリ。練習として始めてみました。こんな考え方もあるのかあと適当に眺めていって下さい。ダンス(house.lock)が好きな明治大学の2年生です。twitter→ https://twitter.com/Qoo_2witter

【ミルクじゃなくてお酒も飲める】日本の教育がもたらす「とりあえず思考」。

 

あなたが小学生の頃、「将来の夢」に書いていたことは何ですか?

 

 

それは今でも変わっていませんか?

 

 

プロサッカー選手になりたかった人も、ケーキ屋さんになりたかった人も、社長になりたかった人も、気付けば「ビジネスマナー」や「ESの書き方」の習得に必死になるのは何故でしょう。

 

「何になりたいか」から

「どこの企業に面接に行くか」にすり替わっているのは何故でしょう。 

 

今回はそういうお話。

大学2年生の私が就活を目の前にして感じてしまった素朴な疑問、矛盾。

 

目次。

 

 

「3割の社員が3年以内に退職するらしい。」

インターンシップに行ったり、就活相談会に行くとよく言われる話ですね。

 

大学の後半2年間必死に戦って、3年間で辞めてしまう。

なんでなんだろう。ってずっと思ってました。

 

「今の世代に根性が無いからだ(;`O´)o」

なんて古い価値観を持ち込んでくる人までいます。

 

会社の環境が想像と違った、ってよく言いますが、私はもっと根本的なところに問題があるんじゃないかと思います。

 

「本当にやりたいことを仕事に選べていない。」

 

 

赤ちゃんはどうしてポケモンにハマらない? 

 

皆さん小さい時にゲームってやってましたか?

 私は小学生の時に初めてサンタさんから貰いましたよ。

 

ポケットモンスター エメラルド」。

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ポケットモンスター エメラルド

懐かしい。。。

 

当時はまだDSですらなくて、ゲームボーイアドバンスというぱかぱか開くハードでした。携帯で例えるとガラケーみたいなものですね。

 

小学生のくぅ少年はそんなポケモンにどハマりして、1日1時間という制約を逃れるためにこたつの中やベッドの中で隠れてやっていたものです。

(きっと私だけでは無いですよね!?!?)

 

では。質問です。

そうやって親に隠れてゲームをしてやろうと考え始めるのはいつからですか?

赤ん坊はそんなこと考えられるでしょうか?

親に反抗して隠れてミルクを飲む赤ちゃんなんているでしょうか?

 

親に言いなりの赤ちゃんと、隠れてゲームをする小学生の違いはなんでしょう?

 

答えは「選択肢の多さ」

もっと言えば、「多くの選択肢の中から決定する力」の有無だと思います。

 

 

 

大抵の就活生は、気付けば「どのミルクを飲むか」で迷っている。

小学生の時、「ケーキ屋さん」になりたかった女の子。

 

中学に入ると国の指導要領に則られた教育を受けます。

どうしてでしょうか?それは良い高校に行って少しでも選択肢を広げるため。

「とりあえず勉強」

「とりあえず高校進学」

 

高校に入ると、高校の為に更なる勉強を強制されることになります。

そうさせているのが「進学率」「進学実績」というやつです。

実績の乏しい高校は入学希望者が減ってしまう。義務教育で国から守られていた中学までとは違い、高校は必死なわけです。

ケーキ屋になりたい彼女はここで「調理の専門学校」という道を選ぶのが一番近道。

しかし実績のために高校側は「大学に行くこと」を勧めます。または大学に行く前提のカリキュラムが組まれています。

専門は大学に行ってからでも遅く無い。選択肢が広がるから。と言って。

「とりあえず大学進学」

 

受験を乗り越え大学へ入学すると、同じ理由で”実績”を上げたい大学側はやはり学生にこう勧めます。

「とりあえず就活」

 

「いや、彼女にはケーキ屋って夢があったじゃないか。就活を選べばケーキ屋にはなれないぞ!」

 

しかし、ここまで「とりあえず」で選択肢を決められてきた人には周りと違う行動をしてまで夢を追いかける行動力はありません。

まるで、意思決定力のない”赤ちゃん”同然。

 

 

学校も企業も自分で選んだ人は 意思決定力があるように見えますが

 

周りと一緒に「自分で選んだミルク」を飲んでいるだけ。

 

貴方はお酒だって飲める。たくさんの選択肢がある。

誰もミルクしか飲むなとは言っていない。

でも他の赤ちゃんも飲んでいて、ママも勧めてくる。

 

気付けば自分でミルクの銘柄を選んだだけで自分の道を決めたように勘違いしている。

 

全員が企業に就職する必要はないのに、同調されて企業を選んで満足している。

日本の教育制度の中で刷り込まれていった「とりあえず周りに合わせる」思考。

 

これだけ刷り込まれているのに、就活生に「貴方は何がしたいですか」と聞かれて「ケーキ屋になりたいです!」と言える人が果たしてどれだけいるのか。

 

”ミルク選び”で「大企業」とか「CtoC企業」の倍率が異常に高いのも同じ理由で説明がつきますね。

 

それでもミルクを飲みたいか。

選択肢を増やすためにはそれだけたくさんの

「挑戦」

「経験」

「思考」

必要だと考えています。

 

名前は伏せますが、Twitterやブロガー界隈ではある人を発端として「企業に就職すること」を悪として否定する流れがあります。

しかしどれを選んだって一長一短。

私は全くよくない選択肢だとは思いません。

 

たくさん選択肢を増やして、その上で選んだのなら、その就活は成功だと思います。

「3年以内に退職」する人の多くはそうではないでしょうからね。

 

貴方はそれでもミルクを飲みたいか。

自信を持ってミルクを飲むために、今すべき事は何でしょうか。

 

 

それでは。

 

くぅ

 

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